厚生労働省
建設労働者緊急育成支援事業

お問合せはこちら

お電話
の方
03-5473-4589
9:00〜17:00(土・日祝を除く)
メール
の方
お問合せフォーム

HOME特集一覧 > WelCOME意見交換会

緊急育成支援事業、修了生と訓練生の意見交換が行われました

 訓練の座学や基礎講習、意見交換会が行われた長崎県建設技術研究センター(大村市)


 平成29年11月、長崎県建設技術研究センター(大村市)で過去の訓練に参加して建設業に就職した修了生と、10月から12月にかけて約2カ月におよぶ訓練に参加中の訓練生との間で意見交換が行われました。建設労働者緊急育成支援事業の支援を受けて就職した建設業で奮闘する修了生の生の声を訓練生に聞いてもらい、建設業で働くことをイメージしてもらおうと企画した初の試みとなりました。


今どんな仕事をしていますか?

就職した先輩修了生


 今回、意見交換に参加した修了生のうち、平成27年度の「第2回躯体系技能者(鉄筋)コース」に参加した迫智哉さんと藤田泰亮さんの2人は共に長崎県島原市にある(有)林田鉄筋工業に就職し、鉄筋工として現場で活躍しています。また、平成28年度第1回技能工(型枠大工)養成講座に参加した本田賢太郎さんは雲仙市の本田建設(有)、川原勝太さんは大村市にある原田建設工業(有)にそれぞれ就職し現場で活躍しています。


まず修了生から、就職して現在、どんな仕事に取組んでいるかなど、近況報告が行われました。

【迫】 鉄筋で梁や柱を組むのを頑張っています。

【藤田】 迫くんと一緒の会社で同じような仕事をしています。図面を見ることが少しできるようになってきました。

【本田】 カステラ工場やレストランの新築工事の仕事をしています。

【川原】 寄宿舎の建設や高速道路の耐震工事などに携わっています。


訓練を受けて役立ったことは?

訓練を受けた1~2年前を振り返ってもらいました。建設業に就職するうえで何が役に立ったのでしょうか。

【迫】 鉄筋の施工について一連の勉強ができたことが良かったです。一緒に訓練を受けた人たちも良い人ばかりで、とても楽しく過ごすことができました。

【藤田】 以前はまったく違う業界にいましたが、訓練というステップを踏んでから就職したことで、仕事にすんなり入っていくことができました。

【川原】 訓練のなかで建設現場を見に行って、就職する建設の仕事をイメージできて良かったです。

【本田】 10~40代という幅広い年齢層の皆さんと一緒に訓練を受けたことで、人付き合いという意味でも収穫がありました。


訓練と実際の仕事との違い?

就職のための訓練といっても、実際に現場で働くこととは異なります。今の仕事において、修了生がギャップを感じていることはあるのでしょうか。

【迫】 鉄筋の太さ、重さでしょうか。夏になれば鉄筋が熱くなります。訓練では習わなかった図面や数字などに最初のころは戸惑いましたが、今では少しずつ分かるようになってきました。

【藤田】 訓練を受けて就職したので、現場の人たちからはもう少し知識があると思われていたようです。


ポイント!実際の仕事って

 鉄筋工の場合、現場で図面を見ながら工事に使用する鉄筋の数を把握する「拾い出し」と呼ぶ作業があります。これができるようになるまで、3年くらいかかると言われています。数週間の訓練でそこまで教えるには負担も大きいとのことで、受講カリキュラムにはありません。  訓練では道具の名前や使い道、現場作業の基本を学び、最低限必要な資格を取得します。いわば現場への入場券をあらかじめ手に入れるということです。何も知らずに就職する場合に比べ大きな差になります。



 訓練コースでは、実際の2級鉄筋技能士の資格取得で行われる実技試験の課題を体験できる。技能士の資格は、就職後のキャリアアップに役立つ国家資格!


思いも様々に訓練参加

現役訓練生


 意見交換会に参加した現役訓練生は、井手健二さん、内山勝喜さん、地搗憲吾さん、久富聖太さん、船津奨平さんの5人。参加中の訓練は、平成29年度「第3回建設ものづくりコース(多能工)in長崎」です。この訓練では、鳶(とび)、型枠、鉄筋、重機土工など専門職種を一通り体験し、建設業への就職を決めるきっかけづくりとなる研修を行います。

 その意味では、修了生が受講した訓練とは少し異なりますが、訓練に参加してから就職するという流れのなかで参考になることも少なくなかったようです。


訓練生たちは今回の訓練にどうして参加したのでしょうか。

【船津】 現場で使う道具の名前を全然知りませんでしたから、少しでも覚えれば仕事をするのに活かせるかと思って。とにかく建設に関してゼロの状態である自分を1にすることを目的に参加しました。

【井手】 資格を取れるというのが魅力で参加することを決めました。


ポイント!資格取得で有利に!

 資格を取得できることは、長崎に限らず全国で行われる建設労働者緊急育成支援事業の訓練に参加する人たちの大きなきっかけとなっているようです。

 資格は、就職先の間口を広げるために重要ですが、その先にある就職してから仕事に有利になるのが各種技能訓練です。


建設業で働く魅力とやりがい

 完成した2級鉄筋技能士の実技課題。この鉄筋は、鉄筋コンクリートの建物の梁や柱の部分となる。


建設という仕事に対する思いも様々な訓練生ですが、修了生たちにとって、就職してから感じる「建設業で働く魅力とやりがい」とはどんなことなのでしょうか。

【川原】 その日の現場作業が終わって家に帰るときのやりきった感ですかね。そういうときは『明日も頑張って働こう』と思います。

【本田】 車で移動中、従事した現場近くを通ると『あの建物、僕が造ったんだ』と思うことがあります。やって良かったと。

【迫】 現場で日々頑張っていると、自分にできることが一つずつ増えてくるんです。それはやりがいになりますね。

【藤田】 体を動かすのは元々好きだったので。仕事から帰って家で飲むビールは本当に美味しいです。


【まとめ】話題は“アフター訓練”にも

 訓練生たちにとって、修了生の経験や、就職後に実際どんな仕事に取組んでいるかなどを聞くことで、自分たちがどのような道に進むのかを思い描くのに今回の意見交換が大いに役立ったようです。同じ長崎県建設技術研究センターで訓練を受けた間柄。話は、「訓練後に夕食をどこで食べたのか?」「お勧めの居酒屋は?」といったアフター5ならぬ、“アフター訓練”の過ごし方にもおよぶなど、楽しい一時になりました。

 今後もこうした意見交換を各地で重ねながら、より良い訓練の実施や就職支援に向けた活動に反映させていくことにしています。




トップページへ戻る