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建設ものづくりコース(造園)in 金沢の訓練修了生が語る今の思い

 「建設ものづくりコース(造園)in金沢」は2016年2月から2018年11月までに5回の訓練が行われました。緑を創り、守り、育てる造園業の基礎を学び、必要な資格取得に挑戦する1ヵ月の訓練です。冬場に備えた風物詩「雪吊り」が始まったばかりの昨年11月、石川県内の造園業に就職した訓練修了生たちに集まってもらい、近況報告や実際の仕事に訓練がどう活かされているかなどを中心に意見交換会が行われました。


金沢職人学校

 造園業の仕事は、個人宅の庭造りから公共事業として行われる公園整備など多岐にわたります。訓練では、これらの仕事に必要な竹垣、剪定、雪吊りの実技を通じて、造園業で働くための基礎的な技能を身につけます。同時に作業を安全に進めるうえで不可欠となる高所作業車や小型移動式クレーンの運転技能、現場で必須の玉掛け技能など各種資格の取得にも挑戦します。
 1ヵ月という限られた訓練期間ですので、全てを学ぶことはできませんが、「道具の手入れ、清掃といった造園の基礎は教えていきたいです」と総括指導員の茨木啓二氏は話しています。

今の仕事、訓練への思い

村田大正園 太島さん

 意見交換会には、過去4回の訓練のいずれかに参加し、石川県内の造園業に就職した12人の訓練修了生が、会場となった金沢職人大学校に集結しました。約2時間、訓練当時の思い出や今の現場で感じる苦労なども交えて意見を出し合いながら旧交を温めました。
 近況報告のなかで、2016年2月に行われた最初の訓練に参加し、村田大正園に就職して2年が経つ太島誠士郎さんは「親方と2人で責任者の立場で働かせてもらっています」と話してくれました。


宮川造園 小泉さん 金沢レインボーで働く坂本頌さんは「不器用で作業が遅く苦労していますが、毎日楽しく仕事ができています」とのこと。就職してからまだ数ヵ月で意見交換会に参加した宮川造園の小泉昭子さんは、駆け出しということもあってまだ仕事に慣れているとは言い切れない面もあるそうですが、「その日の作業が終わると1日の達成感を感じることができます」と、日々やりがいを持って働いているようです。

現場に出て何が必要か実感

新日本建工(株) 宮本さん

 1ヵ月に及ぶ訓練で学んだことは、実際の作業にも活かされているようです。意見交換会ではこれからの訓練で改善すべきところについても修了生から提案がありました。
 全く違う職種から造園の世界に飛び込んだ池田造園の平岡文雄さんの「ロープワークの実技は、もう少し教えてもらいたかったです」。そんな発言をきっかけに、ほかの参加者からも「材料運搬の際にどう固定するかは、会社によってやり方が異なります。それでも基本は一緒。これをしっかり覚えるだけでも、現場作業には大きなプラスとなるでしょう」(太島さん)といった意見もあがりました。


(株)立花造園 古谷さん 道具の名前が覚えられず、現場で「◯◯持ってきて」と言われても何のことだか分からず戸惑うこともあるそう。「どんな道具があるのかを教えてもらうこともカリキュラムに入れてほしかったです」(平岡さん)。そんな要望もありました。
 樹木に対する一通りの講義も必要という意見もありました。金沢レインボーの土田竜也さんは「石川県内には五百数十種類の樹木があると言われています。桜の木も花や葉が散った後の状況では何の木かも分からなくなります。お客さまに『これ何の木?』と聞かれて答えられず悔しい思いもしました」と話しています。駆け出しの身であっても、現場に出れば周囲の人たちにとっては造園の〝プロ〟。一通りの樹木に関する知識を持つことは造園業にとって必須事項といえそうです。

お客さんに喜ばれる仕事を

(株)壮光堂 後藤さん

 意見交換会の参加者は訓練の時期によって経験年数もまちまちですが、多島造園の多島征哉さんは「お客さんに感謝してもらえるような仕事ができるようになりたいです」など、顧客と近い場所で仕事をする造園職人としての意識もしっかりと芽生えてきているようです。県外から訓練に参加し、そのまま金沢で造園の仕事に就いた立花造園の古谷学さんは「お客さんに『ええがになった(良くなった)』と言われるようになりたい」と、これからも地域に根付いた造園の仕事にまい進していきたいと意欲をみせていました。


(株)オーヌマ 浜松さん 訓練に協力する石川県造園業協同組合の近藤保夫事務局長は、「人との出会い、ふれあいが大切であり、その中から信頼を築いていくことができれば自ずと技能が身につくと思っています」と話し、訓練参加を通じて出会った仲間同士、造園業の未来を作る存在として互いに協力し合いながら今後も活動していくことに大きな期待を寄せていました。

2018年11月18日
金沢職人大学校にて取材



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