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HOME > RECRUIT Repo 合同説明会へ取材に行ってみました

都内の中小建設業者と研修参加者のマッチング

 東京都内で活動する中小建設業者の経営者が講師となり、未就業者に研修する「建設業総合コース」は、平成27~28年度でこれまでに3回おこなわれました。
 研修を受けた人たちと企業のマッチングの場となる今回の合同説明会の会場には、東京都中小建設業協会の会員13社がブースを設置。研修を受けた19歳から51歳まで幅広い年齢層の人たちが参加し、各社との面接に臨みました。

 2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会を控え、都内には旺盛な建設需要があります。大会が終わった後も、リニューアルや建替えなどを含めれば、この仕事が尽きることはありません。それなのに、人材不足は慢性化し、高齢化が進展しています。
 研修を通じて、建設の「イロハ」を学んだ貴重な人材を呼び込みたいとして、各社も期待を寄せて説明会に参加しました。

参加した訓練生

●訓練生の声 松嶋 一朋 さん(51歳)

 介護の仕事をしていたという松嶋さん。まだ小さい子どもを世話するために、夜家にいられる仕事に就きたいと考えたのが、建設業を目指した動機。就職に有利な資格を無料で取得できる研修のことをハローワークで教えてもらい、参加することを決めた。初めての業界だが、資格を生かして土木の仕事に就き、いずれは現場を管理できるような立場で働いてみたいと志を高く持っている。

 

●訓練生の声 キム ホミン さん(47歳)

 韓国出身のキムさんは、来日19年目。端末開発などIT系の仕事に従事していた。何か職業訓練を受けてみようと考えたが、半年、1年と期間が長いものが多く躊躇していたところに、短期間のうちに無料で資格も取れる今回の研修のことを知り、早速応募。参加者同士、助け合いながら修了することができた。取得した建設機械を運転できる資格を生かせる建設現場で働きたいという。

●訓練生の声 松川 マリディワ さん(48歳)

 スリランカ出身。フォークリフトやバックホウなどの資格を持てば、給与面でも有利にはたらくと考えての研修参加だ。普通なら資格取得に掛かる費用が無料になる今回の研修は、「やる気のある人にとってみれば大きなチャンスになる」と話す。20代で独身の若者と違い、家族を持つ身としては、就職にあたって気になるのが給与だ。生活のためにも、しっかり就職先を見定めたいとする。

経営者があなたを待っています

円滑施工へコミュニケーションは重要

 中途で建設業界に入ってこようとする人には、仕事の経験がなくても、人生経験があります。その分、技術・技能を習得するのも早いと思います。建築の場合、2020年の五輪が終わっても、リニューアルや建て替え需要が続くでしょう。ですから、人的な補充をしっかり行い、対応していこうと考えています。
 仕事を円滑に進めようとすれば、施主や設計事務所とのコミュニケーションが重要になります。東京は特に、施主も十人十色でいろんな方がいますから、柔軟に対応できるような多様性のある人材が求められます。
 人柄を含めて魅力的な人材と出会いたいと思います。今回、合同説明会にも参加した理由もそのためです。今後も続くこの事業で研修を受け、求職者としてもっと多くの方が合同説明会に臨まれることを期待しています。

株式会社河津建設
河津 修平 代表取締役

東京都大田区。河津建築部としての事業開始が大正9年。以来、個人住宅から学校などの公共紙施設まで幅広く手掛ける。技術力を生かした耐震診断・補強工事も。

求めているのは問題意識を持つ人材

 建築の仕事は、技術力や豊富な知識が求められます。それなりの時間をかけて勉強していないと、なかなか入り込めない面があります。設計図面を見て、その通りに組立てていく仕事ですから、経験の有無は、大きな差になってきます。
 高校や大学で建築を学んでいたのに、何らかの事情で今は建設業で働いていない方が大勢いると思います。研修を受けて就職支援もセットで行うこの事業に、そうした人たちが参加してこられることを期待しています。合同説明会を通じて、研修を受けた人たちのなかから、眠っている人材を掘り起こしたいと考えています。
 これまで数多く面接してきましたが、自分は何ができるかをアピールする人より、問題意識を持っている人の方が、会社に入ってからうまくいくような気がしますね。

伊藤興業株式会社
伊藤 武司 代表取締役

東京豊島区。店舗・ホテル・旅館・住宅や公共施設など、設計・デザインから施工、リフォームまで幅広く手掛ける。大正13年創業。

地域と一体となって取組むのが土木

 土木は、生活に欠かせないライフラインと密接に関わっています。地域と一体となって取組む魅力ある仕事であり、自信と責任を持ちながら働く人たちが大勢います。地震災害が発生したときの復旧工事も土木の仕事です。
 しかし、現状では、若い人たちがなかなか入ってきません。高齢化が進んでいます。技術をしっかり持ち、70代で活躍している人もいますが、人材が不足しているのが実態です。ベテランと呼ばれる人たちがいるうちに、後継者をいかに育てていくかは、大きな課題となっています。
 研修を受け、建設業界に入ってこようと考えてくれる人たちがいるのは、本当にありがたいことです。合同説明会は、そんな人たちと出会うチャンスの場です。今回も魅力ある人たちが数多く参加してくれました。

徳力建設工業株式会社
鳥越 雅人 代表取締役社長

東京都豊島区。庭づくりから、各種舗装や土木工事に至るまで、地域に密着した活動を展開。常に安全で質の高い工事の提供を目指している。

仕事の形が目に見える、それが魅力

 今回、合同説明会に参加するのは3回目となります。過去2回の説明会でも、何人か採用して働いてもらっています。研修で私が講師を務めたこともあり、欲しい人材に目星を付けていました。感触も良かったです。
 未就業者に研修を行い、就職支援をセットでおこなうこの事業は、我々にとっても大変ありがたい取組みです。全国的に人材不足と言われるなか、企業単独で探すのは大変です。研修を受けて建設業に入ろうとする人材を集めていただけるのは、本当に助かります。
 当社は、土木のなかでも主に鉄道分野の仕事をメインにしています。営業線鉄道の高架下、地下化、駅の改良工事などをおこないます。
 土木は自分で取組んだ仕事が目に見える形で残ります。そのことが魅力だといえるのではないでしょうか。

森建設株式会社
村上 十郎 専務取締役

東京都世田谷区。大手ゼネコンの協力会社として鉄道関連の大型土木工事を次々施工。自らも都や区の各種土木工事や道路工事を多数受注している。



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