事例06
育成した人材が働き始めた後も、 |
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(一社)職人育成塾(香川県) |
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![]() ・職人を新たに育成する教育訓練事業の成果を持続させ、より確かなものとするため、育成した人材を対象に継続的な教育事業の実施を計画した。 |
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職人育成の取組み成果がより高まる環境整備が望まれる |
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(一社)職人育成塾(以下「育成塾」)は、建設の現場を担う職人の減少と高齢化が続く中、職人文化やものづくり文化を担う人材を育成しようと、平成27年11月、香川県内の内装、電気設備、タイル工事、左官、塗装業など、9業種10社が共同で設立した社団法人である。未経験者、又は経験のごく浅い者を、1期2ヶ月間のカリキュラムで内装職人として育てる教育訓練を実施しており、平成28年12月卒業の第1期生から平成29年12月卒業の第3期生まで、計56名の修了生を送り出した。 |
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育成塾修了生に対する継続的な教育事業を計画 |
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そこで、育成塾では内装職人を新たに育成する教育訓練に加え、職人として活躍を始めた修了生たちを対象に、卒業後のフォローアップも兼ねた継続的な教育事業の実施を決め、その準備にとりかかった。 |
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初級、中級、上級とキャリアに応じ学びの機会を提供 |
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今後育成塾では、(1)経験3年未満の職人に職務遂行に必要な基礎的知識と技術を再習得させる初級教育、(2)経験3年以上の職人に現場における中核的な業務遂行能力を習得させる中級教育、(3)職長以上の資格者に職長としての職責の重要性を理解させ、現場における指揮及び他業種との連携や、元請・下請への対応に必要な知識と技術能力を習得させる上級教育の実施を計画している。このような、キャリアに応じて都度必要な学びの機会を提供する継続的な教育の仕組みが確立し、建設業界の担い手を確保する活動に組み入れられれば、高い資質を備えた職人が育ち、離職率の低下にもつながるものと期待される。 |
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