ごあいさつ

建設産業に、魅力と活力を。
2025年7月、(一財)建設業振興基金は創立50周年を迎えます。
これまでの半世紀、私たちは債務保証をはじめ、建設企業の経営力強化、施工技術の向上、担い手確保・育成の取組への支援、建設キャリアアップシステム(CCUS)の運営管理・推進など、業界の発展に繋がる様々な事業を展開してまいりました。
この歩みを支えてくださった建設業界、行政機関、そして建設業に関わるすべての皆様に、心より感謝申し上げます。
2025年度は、50年の歩みを礎とし、次の時代に向けた新たな挑戦を進めてまいります。
まずは、少子高齢化が進むなか、建設業の魅力を次世代にまで伝えるための広報活動や人材育成支援を一層強化します。
また、デジタル化の推進と生産性向上に向けた取組として、建設業界におけるデジタル化の加速が求められるなか、電子商取引「CI-NET」の普及促進をはじめ、DX(デジタル・トランスフォーメーション)を支援し、取引の透明性向上や業務負担の軽減を後押しすることで、業界全体の生産性向上に貢献します。
技能者や企業が適正に評価される環境づくりと処遇の向上を目指し、CCUSの普及拡大と制度の利便性向上を進めます。
さらに、経営基盤の安定や施工技術の向上に向けた支援も継続し、建設業界全体の成長を後押ししてまいります。
これらの施策に加え、50周年の節目にふさわしい新たな事業などにも取り組んでまいります。持続可能な建設業の未来を築くため、本財団として果たすべき役割を再認識し、さらなる支援の充実を図っていく所存です。
建設業は、人々の暮らしや社会の基盤を支える重要な産業です。
50周年を迎える今、本財団は「産業と行政をつなぐ架け橋」としての使命を改めて胸に刻み、これからの時代にふさわしい支援と施策を展開してまいります。
関係の皆様とともに、新たな50年に向けた一歩を踏み出し、持続可能な建設業の未来を築いていきたいと考えています。
今後とも、皆様の変わらぬご支援とご指導を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
2025年4月
- 一般財団法人 建設業振興基金
- 理事長谷脇 暁