コードの概要
一般的に建設資機材コードとは、建設産業で取引される種々の資材、機材、労務、工事費等に対するコード(番号)のことを言います。
CI-NET建設資機材コードは、CI-NETでEDIを行う際に、資材、機材、労務、工事費等を共通的に特定できるよう開発されたコードのうち、「CI-NET標準ビジネスプロトコル」に登録されたものを指します。
平成14年5月現在、下記のコードが登録されています。
■電気設備資材コード
■機械設備資材 コード
■道路資材コード
※なお、本コードは現在CI-NET及びC-CADEC会員企業を対象に提供しています。
(閲覧は会員外でも可)
コードの基本構造
コードは、「資機材の分類項」、「セパレーター」、「スペック」で構成されています。「セパレーター」は機器の分類とスペックを区別するための記号で、「スペック」は単位や規格等の仕様を表現するための書式を示します。利用に際しては、「スペック」の書式に基づき、資機材の具体的な仕様が記述されます。
■コードの基本構造
資機材等の分類項目 | セパレーター | スペック | |||||
分 野 | 大分類 | 中分類 | 小分類 | 細分類 | |||
Byte数 | 2 | 2 | 3 | 4 | 3 | 1 | 最大25 |
備 考 | 固定長 | "&" | 可変長 |
※詳細につていは、「CI-NET標準ビジネスプロトコル」を参照下さい。
■建設資機材コードの構成例
例)「600Vビニル絶縁電線(IV) 導体径1.0mm」という資材は、建設資機材コードでは次のように表現される。
分 野 | 大分類 | 中分類 | 小分類 | 細分類 | セパレーター | スペック |
40 | 05 | 010 | 0100 | 000 | & | [導体径]MM |
分 野 | 大分類 | 中分類 | 小分類 | 細分類 | セパレーター | スペック |
40 | 05 | 010 | 0100 | 000 | & | 1.0MM |
【 注 意 】
ダウンロード頂くコードファイルでは、別掲載の『CI-NET資機材コード』と共通のデータ形式とするため、一つの資機材に対するコードを下記のようなデータの並びで示しています。
(1レコード内のデータ項目の並びが下記の通りとなります。)
分 野 | 大分類 | 中分類 | 小分類 | 細分類1 | 細分類2 | 細分類3 | 細分類4 | スペック 単位1 |
コード1 | スペック 単位2 |
コード2 |
(1) スペック単位について
「スペック単位」はスペックの表記方法を示す。表記方法が1通りの場合は「スペック単位1」を利用し、
複数ある場合は「スペック単位1」、「スペック単位2」を用いる。
(スペック単位を記述しない場合は、「スペック単位1」、「スペック単位2」ともに空欄になる。)
(2) 細分類について
細分類を設定する場合、通常は「細分類1」を用いる。(この場合、「細分類2」〜「細分類4」は空欄となる。)
『CI-NET資機材コード』において、工事費コードのうち、細分類を複数必要とする場合についてのみ、
「細分類2」〜「細分類4」を利用する。
(3) コードについて
「分野」〜「細分類4」、または「スペック単位1」で表現されるコードを「コード1」に記述する。
「スペック単位2」がある場合、それに対応するコードを「コード2」に記述する。