コードの概要
Stemとは、設備機器の仕様や性能、外形図等のデータを、メーカー〜建設業界間で効率的に交換、活用することを目的として、C-CADECが開発した「設備機器ライブラリデータ交換仕様」の略称です。「Stem機器コード」は、この中で、設備機器を特定するために規定されたコードです。
Stemは、主として設計や施工・維持管理業務へのデータ利用想定しています。例えば、設備機器の外形図を施工図に利用する、あるいは、機器の性能や仕様データから機器表を作成するといった利用方法などです。このため、Stemのコード体系は、基本的にCI-NETコードをベースにしていますが、上記の用途に照らして、修正行うことが妥当である判断された場合に、一部修正を行うなどして、開発されています。
また、Stemの仕様が、空調・衛設備を先行させて検討されているため、現在、コードも空調衛生設備を中心に規定されています。なお、C-CADECでは、ユーザーニーズを考慮しながら、継続的にStemの仕様開発を行っており、本コードもそれに合わせて随時拡張に向けた検討を行っています。
■「設備機器ライブラリデータ交換仕様”Stem”」に規定されているコード
分 野 | 大分類 | 中分類 |
機械設備 | 機器設備 | 冷凍機、冷却塔、ポンプ、送風機、空調機、乾燥機、コイル、ヒーター、熱交換器、加湿器、エアフィルター、クリーンルーム機器、湯沸器・給湯暖房機、製缶類・ヘッダー、水処理装置、水槽類、その他空調機器、プロパンガス器具、衛生器具、浄化槽設備、都市ガス設備、消火設備、厨房器具設備、中水、濾過設備、その他特殊設備 |
コードの基本構造
コードの基本構造は下記の通りで、「CI-NET建設資機材コード」の細分類までと同じ構造になっています。
資機材等の分類項目 | |||||
分 野 | 大分類 | 中分類 | 小分類 | 細分類 | |
Byte数 | 2 | 2 | 3 | 4 | 3 |
備 考 | 固定長 |
※詳細につていは、「CI-NET標準ビジネスプロトコル」を参照下さい。