
Stem
設計から施工、維持管理にいたる建設生産プロセスでは、多くの関係者間で多種多量の情報が交換されています。
こうした情報の交換を円滑にすべく、C-CADECでは、図面情報や技術情報のデータ交換の標準化を図るための活動を行っており、その1つとして設備機器データ交換のための仕様として“Stem” (ステム:Standerd for the Exchange of Mechanical equipment library data)を作りました。
Stemを利用すると、カタログ等に記載されている設備機器の性能や仕様だけでなく、外形図、性能線図等の図面・技術文書をひとまとまりのデータとして交換することができます。
Stemの仕様体系
“Stem”の仕様体系は、設備機器を特定するために必要な情報「機器管理情報」と、設備機器の仕様を特定するために必要な情報「機器仕様情報」から構成されています。
Stem機器コード
「Stem機器コード」とは
「Stem機器コード」は、“Stem”の規格において、設備機器を特定するために必要な情報「機器管理情報」を定義するために規定されたコードです。
「機器管理情報」をコード化すると、たとえばA社製の水冷HP型室外機とB社製の水冷HP型室外機を水冷HP室外機として、またC社製の”空冷”HP型室外機を含めた3台を室外機としてシステム上で拾い出すことが可能となります。結果、設備機器台帳の自動作成・更新や、CAD施工図による見積書更新と原価管理への応用、各種シミュレーションの実施など、様々な分野でのデータ活用が期待できるようになります。
Stem機器コードの体系は、見積・拾いを目的とした部材特定コードとして整備された「CI-NET建設資機材コード」をベースとし、「機器管理情報」の定義に必要となる部分を改訂する形で整備・開発されたものです。
C-CADECではこれまで、ユーザーニーズを考慮しながら継続的にコード内容の検討を実施、コード体系の充実を図ってきました。足元では、CI-NET資機材コードにStem機器コードの拡張内容をフィードバックし、両コードを統合する作業を実施しています。
「Stem機器コード」の構造
コードの基本構造として以下図表例を示します。
分野 |
大分類 |
中分類 |
小分類 |
細分類 |
備考 |
|
---|---|---|---|---|---|---|
桁数 | 2 |
2 |
3 |
4 |
3 |
(各コード桁数) |
例1 | 50 |
05 |
250 |
5100 |
010 |
|
機械設備 |
機器設備 |
送風機 |
排煙機 |
遠心式ファン |
||
例2 | 50 |
05 |
250 |
5100 |
000 |
|
機械設備 |
機器設備 |
送風機 |
排煙機 |
その他 |
仕様属性項目
「仕様属性項目」とは
「仕様属性項目」は、“Stem”の規格において、設備機器の仕様属性(数値・テキスト情報)について定義するために規定されています。出力・寸法・価格・外形図データ等の書式を統一することで、異なるシステム間での属性データ交換を可能としています。 「仕様属性項目」を利用することで、CADから員数・単価データ等を拾って見積に活用することができるようになる他、出力・配置場所データなどを活用すれば、手軽にシミュレーションを実施したりと、各種データのソフト間連携が図りやすくなることが期待されます。
ダウンロード
詳細な仕様書等は、評議会 > 成果物より確認ができます。