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うまく引き継げなかった事例

F社

先代の急死により兄姉との相続争いに発展

キーワード 親族内や従業員、取引先の理解が得られていない / 財産の分配が定まらない

内容

先代(2代目)から息子への承継。兄姉は事業に関わっておらず、当時、取締役だった現社長への承継は既定路線として決まっていた。しかし、先代の急死により、相続対策が全くされていない状況での引き継ぎとなり、結果、兄姉との相続争いに発展した。本業の事業用資産を維持するために、収益力の高い部門(不動産事業)を切り離さざるを得ない状況となった。 また、当時、現社長は現場業務を中心としており、経営に関する後継者教育も途中であった。


上記のようなことを招かないためには…

特に子息がいる場合には、経営者が事業承継に計画的に取り組む必要性を認識することが難しい。 その結果、親子間・兄弟間で話し合いができていない、後継者が勝手に育つと思っているというようなケースが多く見受けられる。事業承継には時間を要するため、自身が引き継いだ時点から、次の世代への事業承継の準備を始めるという意識が必要ではないか。


企業プロフィール

企業名 F社
資本金 2,000万円
売上高 約3億円(単体)
従業員数 約20人
業績 生コン+土木工事業
備考 -
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